COMMUNITY

食事を通じて広く緩やかなつながりを作る場所「タノバ食堂」

普段接することのない、縦の世代間や異なる職業の人と、温かい食事を囲むことで、
ゆるやかなつながりを生み出し、孤独の予防装置となることを目指しています。

タノバ食堂

タノバ食堂は、対話と食事を楽しむコミュニティとして、

初対面同士で食事を共にすることで新たなつながりを創る
利用料金が自由価格制
メニューが存在しない

という特色があります。

一般的な飲食店と異なり、「無償で料理を作り誰かに振る舞うことを楽しむボランティア料理人」、「無償で開催場所を提供してくれるパートナー」との共創によって成り立っています。
また、タノバ食堂は、自由価格制による売上を食材の調達・運営費・固定費（水道光熱費等）に充当することで、持続的な経済循環のシステム構築を目指しています。

タノバ食堂予約フォーム

タノバ食堂の憲章

最も大切な決まりは、ここはみんなが繋がるための場所ということ。それが、日本中に広がっていくと嬉しい。
ここに“お客さま”はいない。いるのは、“参加者”だけ。皆が互いを受け入れ、互いに与え合うこと！
気の合う仲間と集まるのも良いけれど、ここは初対面の人と出会い、少し仲良くなれる場所。
最終決断をするのは常にタノバ食堂の主（あるじ）。主のことを“店主”と呼ぶ。
料理人は、レシピに迷ったら、塩を加える前に店主に尋ねること。
食堂は自由価格制。それぞれが可能な額を支払う。
ご飯の前には必ず手を洗うこと！もし、外に出て、戻ってきた時も必ず手を洗うこと。
ドリンクはおまけ。アルコールは2杯まで。
来た時よりも美しく、残すものは感謝のみ

私たちのお手本「小さな食堂」

私たちの活動は、フランスのNPO団体である小さな食堂がヒントになっています。遠く麒れたフランスでの彼らの活動のレポートをぜひこ覧ください。

「小さな食堂」のレポートはこちら

MONTHLY REPORT

タノバ食堂は、参加者、ボランティア料理人、パートナー、運営によって成立し、経済的な循環によって持続することを目指しています。私たちの活動の透明性を担保することを目的に、毎月の収支を含む情報をMonthly Reportとして公開しています。

各月のレポートはこちら

USER'S VOICE

タノバ食堂ユーザーの感想

コミュニケーション

普段接しない人たちと話せる、刺激を受けるための場として特に価値を感じました。
もともと知り合いでなくても、深い仲にならなくても、ちょっとした人とのコミュニケーションは楽しいものなのだと気付かせてもらいました。
いろいろな人とのライトな会話の価値も感じる。自分が普段関わらない人との会話で新たな発見や気付きがある。
地域の人とテーマもなくおしゃべりするのが新鮮で楽しかった。

料理人

料理人の皆さんが楽しそうに作っているのが良かったです。
料理人についても、ボランティアとしてだけでなく、料理するという行為自体を目的（食事をするという行為が目的の方たちと同じ視点で）にした参加者を作り出していくことも重要なのではないかと感じました。

自由価格制

自由価格制は今まで体験したことがなかったので、強烈に印象に残りました。その上でコンセプトに興味を持ちました。
価格を自由に設定できるというのがいいなと思った。とてもいいシステムだと思います。

PARTNER

野沢龍雲寺 Nozawa Ryuunji

臨済宗妙心寺派大澤山龍雲寺

臨済宗妙心寺派大澤山龍雲寺
日本有数の禅寺として知られ、野沢龍雲寺の愛称で親しまれています。

住職細川晋輔さまコメント

「世の中から、孤独をなくす」というタノバ食堂さんのパーパスに共感し、場所を提供させていただきました。お寺という場に、たくさんの“参加者”が集まっていただくことは、私にとっても有り難い機会です。打ち合わせの段階で「来た時よりも美しく」という条件を出させていただきましたが、さらに「感謝の心」を残していただいたように思っています。この食堂によって、つながりが地域で育まれていくこと願っております。

https://ryuun-ji.or.jp